整備士は定年後どう働く?再雇用・転職・派遣の3つを徹底比較

定年後も整備士として働き続けたいが、どのような働き方があるんだろう。

ー将来を考えた際、そのような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

 

結論、定年を迎えた整備士の働き方は大きく以下の三つに分けられます。

雇用形態

1.再雇用

2.転職

3.派遣

どの選択をするかによって、収入・働き方・ライフスタイルが大きく変わってきます。

最近私のもとにも、定年を迎える前の50代後半の整備士の方から「定年後の働き方の相談をしたい」というお問い合わせが増えています。

あなたも自分にはどんな働き方が合っているのか、とても気になる所では無いでしょうか?

今回は、この3つの選択肢についてメリット・デメリットから選択の際の注意点まで含めてご紹介いたします。

監修者 Sendai Kyozo

この記事の監修者

Sendai Kyozo

自動車業界特化のキャリアアドバイザーとして、多くの整備士のキャリア相談、転職支援を実施。目先の転職ではなく、ありたい姿から逆算して行う最適なアドバイスに定評。

所持資格:2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)

再雇用契約

再雇用契約として整備士を続ける一番のメリットは、慣れた環境で働ける安心感があることです。

今の会社でそのまま働き続けられるため、新しい環境に挑戦する際の人間関係や職場への不安が無い分、精神的な負担が少ないという特徴があります。

 

デメリットは、給料が大幅に下がる可能性が大きいことです。

理由は、再雇用契約では一定期間ごとに契約が更新される嘱託社員や契約社員、パートタイムといった有期雇用形態での再契約を行うことが一般的だからです。

これらの雇用形態は、再契約の際に基本給や各種手当が大きく見直されます。

実際に、令和7年度版 自整業の経営・給与データブックによると、50代前半と60代前半のディーラ勤務の整備士では年収に約108万円もの差が生じています。

 

転職

転職の一番のメリットは、自分が望む年収・雇用条件で働き続けられるという点です。

深刻な人手不足の中で経験・資格を持った即戦力の整備士として、希望の年収を叶えた転職を実現できる可能性は大いにあります。

加えて、勤務延長制度という「定年を迎えた後も正社員として待遇や条件を維持したまま働くことが出来る制度」もあり、その制度がある企業に転職することで理想の雇用形態での勤務を実現できます。

「50代・60代からの転職は難しい」と思われがちですが、現在整備業界は深刻な人手不足にあり企業は即戦力の経験・資格をもったベテラン整備士の方を強く求めています。

実際に私が企業の担当者と話す際も「入社初日から戦力になり、生産性に貢献してくれる」「幅広い経験があるため、どんな車種が入庫しても対応してくれる」「車検整備・故障診断をスムーズに行えるベテランの整備士が欲しい」という声が多く聞かれます。

 

デメリットは、新しい職場環境への適応が必要という点です。

自分より若い人が多い新しい職場で、人間関係や生活スタイルが合わず精神的に大変だと感じる可能性があります。

加えて、前職の職場での社内ルールが仕事の進め方の常識になってしまっている場合、新しい環境での業務に慣れるまで時間がかかることがあります。

 

派遣

派遣整備士として働くメリットは、希望の生活スタイルに沿った働き方ができるという点です。

これらの働き方は、勤務地・勤務時間・担当車種を選びやすいという特徴があるため、「給料が減っても短期間勤務で働きたい」「土日はしっかり休みを取りたい」といった労働条件の希望をかなえやすいです。

 

デメリットは、雇用や収入が不安定という点です。

数カ月単位での契約更新となるため、企業の業績や健康状態・自分のスキルによって契約打ち切りのリスクが常にあります。

そこで現在注目されているのが無期雇用派遣という雇用契約です。

こちらは、派遣会社と期間の定めがない雇用契約を結び、そこから別の企業へ派遣されて働く仕組みです。定年後のシニア層の働き方として、登録型派遣(有期雇用)の不安定さを解決する選択肢として現在注目されています。

無期雇用派遣として働くことに興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

整備士1

後悔しないための判断基準

3つの選択肢がある中で、どのように決めれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。

その際は、以下の3つの軸で考えてみてはいかがでしょうか。

「収入を重視する」=転職

「働き方の自由度を重視する」=派遣

「安心して働ける環境を重視する」=現職で再雇用

ここでは、これらを単なる判断基準として捉えることが大切です。

それぞれの働き方のメリット・デメリットを踏まえた上で、自分は何を望んでいるのか、「どの条件が譲れなくて、どの条件なら妥協できるか」を複数の視点から総合的に判断することが重要になってきます。

ご自身に合った働き方を選ぶために

どの道が正解かは、何を優先するかによって変わってきます。

大切なのは、「なんとなく再雇用」ではなく、あなたの条件を整理した上で選ぶことです。

カーワクシニアでは、一人一人の状況に合わせたご提案をしております。まずはお気軽にご相談ください。

 

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